大学病院の精神科医として、約500例の認知症診療を経験してきた著者が、現代の認知症診療やそれを取り巻く環境が抱える問題に鋭く切り込む。自信を持って「私は認知症の人本人に向き合って診療している」と言える認知症専門医は決して多くない、というのが著者の主張。

 治療では、残された脳機能で、より良い「生」を生きられるようにすることに主眼を置くべき、と説く。巻末の「ご本人へのメッセージ」に著者の主張が凝縮される。


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治さなくてよい認知症
上田諭
日本評論社
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上田論著 1600円+税 日本評論社
ISBN978-4535984073 B6変型判 188ページ