東京と石巻で在宅医療に従事している著者が、在宅医療の姿、終末期のあり方について述べた書。

 在宅医の役割や提供する医療サービスの内容について解説しつつ、著者が実際に看取った患者のエピソードを紹介した。本書では、過度で一方的な医療行為を押し付けるのではなく、患者本人やその家族と話し合いながら必要最小限の医療を提供し、本人や家族、かかわったスタッフが「最期まで幸せだった」と感じられるような死に方を迎えることを「幸福死」と定義。自宅で幸福死を迎えるための条件を10の「心得」として提示した。

 後半では、データを交えて日本の高齢者医療の現状を示し、問題点を指摘。その解決策や今後のあり方に関する筆者の考えを述べている。

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幸福死のすすめ―自分の家で最期を迎える
武藤 真祐
海竜社
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武藤真祐著 1365円 海竜社
ISBN 978-4759313109 B6版 208ページ