睡眠を専門としない医師に向けて書かれた「不眠診療」の教科書。全体の3分1ほどで不眠の病態や各睡眠薬の特徴と使い方について解説した後、メーンとなる「第3章 処方の仕方」では、タイプ別の処方例とその処方意図などが解説される。提示される症例は、高齢の患者、妊婦・授乳婦の患者、かゆみや痛みで眠れない患者、BPSDの患者、アルコール依存の患者など。「第5章 色々な不眠への対処」では、より複雑なケース(薬剤に依存的な場合、睡眠時無呼吸症候群の場合、睡眠中に異常行動が見られる場合など)に、非薬物療法も含めてどう対処するかを、具体的に解説する。各章の最後に確認問題があり、知識の整理に役立つ。