extension試験期間を通じて、BCVAはラニビズマブ群、ラニビズマブ+レーザー治療群では安定して維持しており、レーザー治療群ではextension試験に移行した後にラニビズマブをPRN投与することで経時的に改善した(図2)。CRTもラニビズマブ群、ラニビズマブ+レーザー治療群ではextension試験期間を通じ安定していたが、レーザー治療群ではextension試験に移行後に改善した(図3)。

 ラニビズマブ投与回数は、core試験期間にはラニビズマブ群が7.4回、ラニビズマブ+レーザー治療群が7.5回であったが、extension試験期間の1年目はそれぞれ3.9回、3.5回、2年目は2.9回、2.5回に減少した。一方、レーザー治療群では、extension試験移行後の投与回数は1年目が4.1回、2年目が2.4回だった(表1)。

 extension試験期間、全試験期間のいずれでも、高頻度に発現した眼性・非眼性有害事象は眼痛と鼻咽頭炎だった。

 全試験期間における眼性の重篤な有害事象の発現率は、ラニビズマブ群が2.4%、ラニビズマブ+レーザー治療群が3.6%、レーザー治療群が4.1%だったが、眼内炎、網膜裂傷、網膜剥離は認められなかった。非眼性の重篤な有害事象は従来の報告と一致しており、安全性に対する新たな懸念は認められなかった。

 また、視覚特異的な健康関連QOL調査票であるNEI VFQ-25を用いて複合スコアおよび全般視覚スコアを評価したところ、ラニビズマブ群、ラニビズマブ+レーザー治療群ではextension試験期間を通じてスコアは維持されており、レーザー治療群ではextension試験移行後に改善していた。

 以上の結果からBoixadera氏は、「糖尿病黄斑変性患者に早期からラニビズマブを投与すると、視力が改善するだけでなく、視覚に関連した健康関連QOLが改善するなどのベネフィットが得られる」と結論した。