WHOの集計によると、西アフリカを中心に感染が続いているエボラウイルス疾患(エボラ出血熱、EVD)による医療関係者の犠牲者が272人となった。致死率は52.2%で全体の35.9%を大幅に上回っている。

 10月27日時点の医療関係者の累計感染者数は521人だった。10月19日時点の443人から78人の増加で、犠牲者は272人で28人増だった(図1)。

図1 エボラウイルス疾患(エボラ出血熱):医療関係者の感染者数と死亡数(WHO発表データより作成)

 全体の疑い例を含む感染者数は、データの見直しの結果、10月27日時点で1万3703人となった。死亡は4920人で致死率は35.9%だった。

 3月以降これまでに感染が確認された国は、ギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国に加え、ナイジェリア、セネガル、スペイン、米国、マリの8カ国となった(図2)。このうち、ナイジェリアとセネガルでは、新たな感染者が出なかったことから感染終息が宣言されている。

 2次感染が確認されたのは、ナイジェリア、スペイン、米国で、そのほとんどは医療関係者だった。

図2 3月以降これまでに感染が確認された国:感染者数と死亡数(WHOデータより作成)