西アフリカで拡大しているエボラウイルス疾患(エボラ出血熱)は、深刻な事態が加速している。疑い例含む1日当たり新規患者数が200人を超え、これまでの最悪を記録した(図1)。

 WHOが9月12日に発表したSituation reports(Ebola response roadmap)によると、9月7日現在で、疑い例を含む患者総数は4366人となった。死者は2218人で致死率は54.6%となった。

 この間の1日当たり新規患者数は211.0人となり、これまでの最悪だった123.2人(8月27〜31日)の倍近くに急増した。

 集計期間をもとに、月ごとの1日当たりの患者数を振り返ると、7月1日から30日は22.6人だったが、7月31日から8月31日は69.8人、9月1日から7日は97.3人となり、9月に入ってからも流行の勢いに衰えは見えていない。

 また感染国別にみると、9月6〜7日の新規患者数は、リベリアが210人と最多だった(死亡48人、致死率54.6%)。シエラレオネが163人(死亡33人、致死率36.8%)、ギニアが49人(死亡40人、致死率64.7%)だった。

図1 エボラウイルス疾患の流行状況(WHOデータを基に作成)