中東呼吸器症候群(MERS)の感染例がマレーシアでも確認された。患者は54歳男性でサウジアラビアへの渡航歴があった。マレーシア帰国後に発症、4月13日に死亡した。WHOが4月17日に発表した。

 発表によると、患者の54歳男性は基礎疾患があり、3月15日から28日まで、18人からなる巡礼者グループの一員としてサウジアラビアのジッダを訪れていた。マレーシアに帰国後、4月4日に発症し、7日に医療機関を受診し、9日には入院して治療を受けたが、13日に死亡した。マレーシアでは初めての感染例となる。

 感染経路としてラクダとの接触歴が注目されているが、今回確認された患者は26日にラクダ牧場を訪れて、ラクダのミルクを飲んだことが分かっているという。

 MERSは、WHOの集計によると、2012年9月から2014年4月17日までに、243例が報告されている。うち93人が死亡している(致死率は38.3%)。

 感染者が確認されている国は、サウジアラビア、イギリス、イタリア、ヨルダン、フランス、チュニジア、カタール、アラブ首長国連邦、クウェート、オマーン、スペイン、マレーシア。