中国で確認されているH7N9鳥インフルエンザのヒト感染例は、3月に入ってからも患者の報告が相次いでいる。WHOの発表をもとに集計したところ、3月は11日までに18例が確認され、年初の発表からの総数が234例となった。

 18例中16例が中国本土での確認例で、このほか台湾、香港でも1例ずつ報告された。この2例は、中国本土への旅行歴のある人と中国本土からの旅行者だった。

 地域的には、広東省が7例、浙江省が3例、湖南省と江蘇省が2例、江西省と福建省が1例となっている。

 これまでの推移をみると、感染が確認された患者数は、1月が120例、2月が96例、3月が11日までに18例となっている(図1)。漸減傾向にはあるものの、感染者が確認されている地域への旅行歴のある人や、感染者が確認されている地域からの旅行者にも感染例が確認されていることから、日本国内でも確認される可能性は否定できず、依然として留意が必要だ。

図1 H7N9鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例の推移(WHO発表をもとに作成)