WHOの発表によると、中国を中心に確認が相次いでいるH7N9鳥インフルエンザの患者数が、1月6日の発表以来、3月3日時点で224人に達した。最も多いのは浙江省の88人で、広東省が72人で続いている。

 発表時点での病状をみると、死亡が7.6%、重体/危篤が82.1%で、90%もが重症だった(図1)。

図1 発表時点での病状

 また、感染経路については記述のない「不明」が21.4%となっており、依然として高率であることが分かった(図2)。

 年初からの症例について、横軸に発症日、縦軸に年齢をとり、報告された地域ごとに症例をプロットしたところ、以下のような特徴が明らかになった。

 まず、報告例の多い浙江省についてみると、2月6日発症の84歳症例以降、2週間以上報告がなかったが、23日に1例、26日に2例が発症した。この3例は、2歳、7歳、6歳で、いずれも女児だった。家禽類との接触の可能性については、3例とも「有」となっている。発表時点で、2歳の症例は軽症だったが、他の2例は重体だった。浙江省の症例はこれまで20歳が最少だった。

 一方、広東省は、春節以降も感染者が途絶えず、年齢も10代から80代と幅広い(図3)。

図3 浙江省と広東省の状況

 浙江省と広東省以外に目を転じると、湖南省で春節以降も患者が目立っている。1月に8例だったが、2月も5例と継続している。

 春節以降に絞ると、安徽省から新たに3例の報告があったほか、吉林省から初めてとなる1例が報告されている(図4)。

図4 湖南省などの状況