中国でH7N9型鳥インフルエンザ感染が再燃している。1月24日9時現在でまとめたところ、浙江省では1月23日に5人の新規患者が報告された。また同日には、上海市と広東省でも1例ずつ報告されている。今月末の春節に向け、帰省や旅行による人の大移動が始まることから、感染拡大への懸念が高まっている。

 中国では昨年3月に初めての患者が報告されてから、これまでに200人を超える患者が確認されている。昨年春にピークがあり、夏にかけて報告数は減っていた。しかし、秋以降、散発的に報告され、年明けからは毎日のように新規患者が報告されている。手元の集計では、台湾、香港の報告数も含め、1月だけで77人となっている(図1)。

図1 中国で確認されている鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例の推移(中国当局、WHOなどの発表をもとに作成)[クリックで拡大]

 1月に入ってから報告が特に目立っているのは浙江省で、1月24日9時時点で37人となっている。広東省が21人、上海市が8人、福建省が7人などと続く(図2)。重症例の患者が多く、1月だけで少なくとも6人の死亡が確認されている。

図2 1月のH7N9型鳥インフルエンザ感染例の推移(1月24日9時現在)(中国各省衛生当局の発表データから)