中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が増加している。12日時点で、浙江省で5例、広東省で4例、上海市で2例などと新たに少なくとも13例が確認された。これで1月に確認された感染者は22例となった。

 浙江省衛生計画生育委員会の発表によると、同省内で1月10日に2例、11日に1例、12日に2例とたて続けに感染者が確認された。10日に確認された患者は、79歳女性と30歳男性でいずれも危篤状態にある。11日に発表された患者は75歳女性で、杭州の医療施設で治療を受けていたが死亡した。12日の2例は、78歳男性と34歳男性で、78歳男性は危篤状態、34歳男性は重症だという。

 広東省衛生計画生育委員会の発表によると、1月10日に仏山市で2例の患者が確認された。42歳女性と59歳女性で、いずれも症状は軽いという。翌11日には、広州市で1例(29歳男性)、深セン市で1例(76歳男性)が確認された。29歳男性は危篤状態にあり、76歳男性は症状が安定しているという。

 上海市衛生計画生育委員会の発表によると、1月10日に58歳女性と56歳男性の2人の患者が確認された。2人とも治療中。

 福建省衛生庁の発表によると、1月10日に38歳男性が感染していることが確認された。この男性は10日に死亡している。

 このほか現地の報道によると、江蘇省衛生庁は1月10日、南京市で1例(54歳男性)が確認されている。 

 手元の集計では、1月に入ってから確認された感染者はこれで22例となった。浙江省が8例、広東省が7例、上海市が3例、江蘇省が2例、福建省と香港が1例ずつとなっている(図1)。昨年3月からの合計で、感染者数は少なくとも170例、うち死亡は50例を超えている。

図1 鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例の推移(2014年1月)(中国衛生当局の発表データから)