中国でまた、鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が確認された。WHOによると、1月8日に香港で、1月9日に浙江省で、それぞれ1例が確認された。これで年明けから10日までに確認された感染者は9例目となった。

 新たに確認されたのは、香港の65歳男性で基礎疾患があった。1月3日に発症し7日に入院。その日のうちに集中治療室で治療を開始したが、現在、危篤状態にあるという。患者は1月1、2日と、広東省深セン市を家族と旅行していた。香港当局は深セン市での感染の可能性を示唆している。

 浙江省の患者は51歳女性で、浙江省東北部にある嘉興市在住。12月28日に発症、1月6日に入院した。現在、危篤状態にあるという。感染経路など詳細は調査中だ。

 中国で確認された感染者は、台湾、香港も含め、これまでに157例に上っている。うち48人の死亡が確認されている。

 年明けからこれまでに確認された9例の確認地域をみると、広東省が4例、浙江省が2例、上海市、江蘇省、香港がそれぞれ1例となっている。
 

図1 中国で確認されている鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例(中国当局、WHOなどの発表をもとに作成。各衛生当局の発表日ベース)[クリックで拡大]