中国で鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例が相次いで報告されている。特に広東省では、12月に入ってから19日までに4人の感染が確認された。浙江省でも新たに1人の感染者が確認されている。

 広東省衛生計画生育委員会の発表によると、12月14日に東莞市風崗鎮在住の39歳男性の感染が確認された。重体だという。また16日には、陽江市在住の65歳女性の感染が確認され、こちらも重篤な状態にある。18日の発表では、同じ陽江市在住の62歳男性の感染が確認され、こちらも重体。さらに、19日発表では、広東省龍崗区南玲村在住の38歳男性の感染が確認された。この男性も重体だという。

 広東省で確認されたヒト感染例は、8月に初めての患者が確認されて以降、計6例となった。このうち4例が12月に入ってからの確認例。このほか広東省深セン市に旅行歴のある女性が香港で感染が確認され、同じ深セン市在住の男性が香港の病院で治療を受けた際に感染していることが確認された。

 一方、浙江省衛生省の発表では、12月6日に新たな感染者が確認された。患者は30歳男性で、現在、杭州の病院で治療を受けているという。

 中国で確認されたヒト感染例は、3月以降、これまでに計147例、うち死亡43例となった。致死率は29.3%(図1)。

図1 中国で確認されている鳥インフルエンザH7N9ウイルスのヒト感染例(中国当局、WHOなどの発表をもとに作成)


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