中国広東省衛生当局は11月5日、鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例が確認されたと発表した。患者は東莞市在住の3歳5カ月の男児。インフルエンザ様疾患のサーベイランスによって、感染が確認された。症状は経度で状態は安定しているという。

 東莞市CDCによると監視状態にある濃厚接触者7人のうち3人がインフルエンザ様症状を呈している。しかし、H7N9ウイルスの検査では陰性だったという。

 これで中国で確認された鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例は、2市10省と台湾を合わせ、138例となった。うち死亡は45人(致死率は32.6%)。10月には浙江省で、2例の男性患者が相次いで確認されたばかりで、今冬の再流行の兆しかと警戒感が広がっている。

 中国では感染者が確認された地域で、生きた家禽類などを扱うライブバード・マーケットが主な感染経路として浮上。閉鎖措置がとられた以降は感染者数が減少し、一定の効果を挙げていた。しかし、患者の報告が途絶えてからライブバード・マーケットが復活。このため、専門家らの間では、今冬に向けて気温が低下し乾燥するにつれ、H7N9型ウイルスの活動性が高まってくるのではと危惧する声が挙がっていた。

■参考記事
・いまさら聞けないインフルエンザの話(その3)
なぜ、インフルエンザH7N9型を警戒しなければならないの?


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