10月15日に鳥インフルエンザH7N9のヒト感染例が確認されたばかりの中国浙江省で23日、新たに1人の感染者が報告された。患者は67歳男性。10月16日に発症し、治療中という。

 同省では4月28日に患者が確認されて以来、報告例が途絶えていた。半年ぶりの相次ぐ確認に、今冬の再流行の兆しかと警戒感が広がっている。

 これで中国では、2市10省と台湾を合わせ、136例の感染例となった。うち死亡は45人。累積致死率は10月23日で33.1%となった(図1)。

 中国では感染者が確認された地域で、生きた家禽類などを扱うライブバード・マーケットが主な感染経路として浮上。閉鎖措置がとられた以降は感染者数が減少し、一定の効果を挙げていた。しかし、患者の報告が途絶えてからライブバード・マーケットが復活。このため、専門家らの間では、今冬に向けて気温が低下し乾燥するにつれ、H7N9型ウイルスの活動性が高まってくるのではと危惧する声が挙がっていた。

図1 中国の鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例の推移[クリックで拡大]

■参考記事
・いまさら聞けないインフルエンザの話(その3)
なぜ、インフルエンザH7N9型を警戒しなければならないの?


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