上海市は4月14日、H7N9型鳥インフルエンザの感染が確認された夫婦の事例について、先に診断されていた妻から夫へのヒト‐ヒト感染とするには「現在得られている情報では判断材料が不足している」との見解を示した。

 上海市で13日にH7N9型鳥インフルエンザ感染と確認された56歳の患者は、すでに確認例と診断された患者の夫だった。夫婦間でのヒト‐ヒト感染の可能性もあるため、上海市衛生・計画生育委員会は、国家衛生・計画生育委員会とともに、この夫婦の事例について検討を行っていた。

 56歳患者は、上海市在住の会社員。4月1日に倦怠感、発熱などの症状が現れ、3、4日と華山医院を受診。現在も治療中だという。4月5日の検査では鳥インフルエンザH7N9型ウイルスの感染は陰性だった。6日に高熱があり病状が悪化。11日に鳥インフルエンザH7N9型ウイルスの感染陽性が確認された。濃厚接触者は4人把握されており、現在までに異常は見られない。