北京市衛生局は4月13日、H7N9型鳥インフルエンザの感染者が1人確認されたと発表した。また、上海市も13日、新たに1人の患者が感染例と確認された。12日までに、上海市と浙江省は新たに、それぞれ2人と3人の感染者が確認されたと発表。上海市では、すでに感染確認例となっていた治療中の患者が1人、11日に死亡した。これで中国のH7N9型鳥インフルエンザの感染者は45人、うち死者は11人となった(表1、図1)。

表1 中国での鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例の推移

 北京市の感染者は、7歳女児。順義区後沙峪古城村中心街に居住しており、患者の両親は同居住地で生きた家禽の販売に従事していたという。現在、北京地壇医院で治療を受けている。病状は安定しているという。北京市疾病コントロールセンターは、2人の濃厚接触者(患者の両親)に対して既に医学観察を行っているが、これまで異常症状は見られていない。

 確認地域が北京市に拡大したことを受けて、在中国日本国大使館は13日、鳥インフルエンザ関連情報(第7報)を発し、北京市における人への感染について情報提供する一方、中国滞在中の邦人に向けて、以下の注意喚起を行った。

(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。
(2)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避け、不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、死んだ鳥や放し飼いの家禽や鳥の排泄物に汚染された物との接触を避けてください。
 また、手洗い、うがい等につとめ、衛生管理に十分注意してください。十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。


 一方、上海市は13日、56歳男性患者がH7N9型鳥ンフルエンザに感染していたことを発表した。12日までに、上海市と浙江省はそれぞれ2人と3人の感染者が新たに確認されたと発表。上海市では、すでに感染確認例となっていた治療中の患者が1人、死亡した。

図1 中国のH7N9型鳥インフルエンザの推移