上海市および在上海日本国総領事館などによると、4月9日、新たに4人のH7N9型鳥インフルエンザ感染例が確認された。また、江蘇省では治療中だった確認例の1人が死亡した。中国の感染者数は上海市、安徽省、江蘇省、浙江省の1市3省で計28人に、死亡は8人となった(図1、表1)。

図1 中国のH7N9型鳥インフルエンザの推移

 上海市は4月9日、新たに2人のH7N9型鳥インフルエンザの感染例が確認されたと発表した。患者は62歳男性と77歳男性。62歳男性は、4月1日に39度の発熱があり、第一人民医院北院を受診。呼吸器系の感染と診断され治療を受けた。病状が回復せず、4月5日に再度受診。肺炎と診断された。4月8日深夜、検査でH7N9ウイルス感染陽性となり、感染例と確認された。現在、病状は安定している。

 77歳男性は、4月3日に全身の痛みや発熱が現れ、上海普陀区人民医院を受診。呼吸器系の感染と診断された。4月7日、上海市静安区中心医院を受診。肺炎と診断された。4月9日早朝、H7N9型鳥インフルエンザの感染例と確認された。患者の病状は安定しているという。

 これまでにそれぞれの患者の濃厚接触者が5人ずつ把握されているが、異常例は見つかっていない。

 在上海日本国総領事館の4月9日の発表では、江蘇省で4月2日に確認例となっていた1人の患者が9日、死亡した。また、浙江省では、2人の感染者が確認された。患者は51歳女性と79歳男性。51歳女性は4月9日、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスの感染が確認された。杭州市内の医院で治療中。症状は重いものの安定しているという。79歳男性も4月9日、鳥インフルエンザH7N9型ウイルスの感染が確認された。杭州市内の医院で治療中だが、重体だという。

表1 中国での鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例の推移