在中国日本国大使館が発した「鳥インフルエンザ関連情報」

 在中国日本国大使館は4月1日、上海市や安徽省において鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が確認されたことを受けて、「鳥インフルエンザ関連情報」を発し注意を促した。その中で、在留邦人に対して、発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症した場合、特に高熱や呼吸困難の症状がある場合は速やかに医師の診断を受けるよう求めている。

 「鳥インフルエンザ関連情報」では、中国衛生部及び上海市衛生部が発表をもとに、上海市及び安徽省で確認されたH7N9型鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例について詳報した。

 その中で、「今のところ、3例の間には疫学的な関連は見つかっていない」こと、これらの患者と濃厚接触した88人には、「今のところ、異常は確認されていない」ことを指摘した。また、「中国全土でのインフルエンザの感染状況に異常が見られない」とし、「上海市で死亡した2人にはいずれも慢性の基礎疾患があった」とも指摘している。気になる ヒト‐ヒト感染については、確認されたウイルスがその能力を有していることは「現時点では証明されていない」と伝えている。

 ただ、現時点では感染経路の特定にいたっておらず、中国当局が引き続き専門家による医学的な調査・観察が必要であるとしていることを踏まえ、在留邦人に対しては、発熱、咳などの呼吸器感染の症状、特に高熱や呼吸困難があった場合には、速やかに医師の診断を受けるように呼びかけている。

 また、生鳥市場などで不用意に鳥や家畜に近寄ったりせず触れたりしないこと、手洗い、うがいを励行し、衛生管理に十分注意すること、清明節期間中に中国国内を旅行する場合には、必要に応じ人混みではマスクを使うなどの対策を心がけることも求めている。