監視が強化されている豚インフルエンザウイルスH3N2v)のヒト感染例は、米国13州で289人となった。現地時間の8月24日に公表された米CDCの報告によると、この1週間に新たに確認された感染者は52人で、前週の71人から減少した。しかし、新たにメリーランド州から12人、ミネソタ州から1人の報告があるなど、予断を許さない状況にある。

 H3N2vは、A/H1N1pdm09ウイルス由来のM遺伝子を含んでいるのが特徴で、このためヒトに感染しやすくなっているとみられており、監視が強化されている。

 8月24日の発表によると、これまで最も患者数が多かったインディアナ州からは報告がなかった。次に多かったオハイオ州からは、前週よりは減ったものの、新たに26人の報告があった。

 一方で、メリーランド州から初めて12人の患者が報告され、ミネソタ州からも1人確認された。ミシガン州では4人、ウィスコンシン州では6人の報告があり、それぞれ前週より増加した(表1)。

 CDCによると、2012年7月以降の症例では、これまでに13例が入院したが、死亡例は出ていない。

表1 H3N2vのヒト感染例の推移(米CDCのデータから作成)