インドネシアで、2012年に入って8例目となる鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認された。患者は37歳男性で、入院加療していたが7月30日に死亡した。WHOが8月10日に公表した。

 同国での感染確認例は、WHOが統計をとり始めてから191例目となった。うち死亡が159人となっている。2012年は8例目となったが、全員死亡している。エジプトなど他国と比べて致死率が高く、累積致死率は83.2%となっている。

 今回確認された患者は、37歳男性(Yogyakarta在住)。7月24日に発熱があり27日に入院したが、30日に死亡した。

 疫学調査では、男性が自宅で4羽の鳥を飼っていたこと、自宅から50メーターほどに家きん類の処理施設があり、また近くに農場があったことなどが明らかになっている。しかし、詳細な感染経路は定かではない。

図1 鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例の推移(WHOデータより作成)