WHOは4月2日、エジプトで新たに2例、鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。WHOが統計をとりはじめた2003年以降、全世界で600例となった。

 エジプトの患者は、2歳女児(Demiatta在住)と15歳女性(Giza在住)。2歳女児は、3月19日に症状が現れ、3月20日に入院した。タミフルによる治療を受け、現在も入院加療中だが、症状は落ち着いている模様だ。

 感染経路としては、家の周りで飼われている家きん類の死んだ個体との接触が疑われている。

 2例目の15歳女性は、3月25日に発症し、3月29日に危篤状態となり入院した。タミフルによる治療を受けていたが、3月31日に死亡したという。

 こちらの感染経路としては、現在調査中だ。

 エジプトではこれまでに166例、うち死亡59人となった。致死率は36%とインドネシアに比べれば低い水準にある。

 WHOの統計では600例、うち死亡353人となった。致死率は58.8%で依然高い水準にある。2012年に入ってからは、すでに22例目(死亡13人)となり、例年になく速いペースで増えている(図1)。

図1 鳥インフルエンザH5N1のヒト感染例の推移(WHOのデータより作成)

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