WHOは3月26日、インドネシアで新たに鳥インフルエンザウイルスH5N1のヒト感染例が確認されたと発表した。今年に入ってから20例目で、わずか3カ月で昨年1年間の確認例62件の3分の1に迫った。

 患者は、17歳男性(Nusa Tenggara Barat州在住)。2月28日に症状が現れ、3月1日に治療を受けた。だが症状が回復せず、転院となり、3月9日に死亡した。

 感染経路としては、患者の暮らす地域で起こった家きん類の突然の大量死との関連が疑われている模様で、疫学調査が行われているという。

 インドネシアではWHO統計で188例目となった。うち死亡は156人を数えている。致死率は83%と突出して高くなっている(図1)。

図1 鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例の推移(WHO発表データより作成)