都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、第11週(3月12日から18日)は、全国で16.65人となり、6週連続の減少となった。ただし、福島県福井県和歌山県では、再び増加している。一方で、岩手県、宮城県、福島県など被災地を多く抱える地域では依然と高水準にあり、継続的な感染制御の支援が必要となっている。

 最も多かったのは福島県で37.88人となった。同県は9週に増加に転じて以降、10週、11週と連続して増加した。山形県が36.33人、新潟県が30.62人、宮城県が30.3人で続く。

 11週に増加に転じた福井県は、前週の14.56人から18.94人に増加した。和歌山県は9週、10週と10人を割っていたが、11週に10.40人と再び10人を超えた(図1)。

 全国の有志が参加しているMLインフルエンザ流行前線情報データベース(ML-flu-DB)によると、迅速診断のタイプ別ではB型の増加が続き、11週には79.4%と陽性件数の8割近くに達した。患者報告数は減少しているものの、最近はB型の増加が患者数の減少スピードを鈍らせている。患者数が減少に転じたところでも、B型の流行に留意すべきだろう。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移(各都道府県のまとめ)