エジプト鳥インフルエンザウイルスH5N1のヒト感染例が確認された。患者は40歳女性で、3月15日に死亡した。同国では164例目(うち死亡58例)となった。WHOが3月19日に発表した。

 患者は Dakahlia在住の40歳女性。3月6日に症状が現れ同12日に入院した。症状は重く、入院してタミフルによる治療を受けたが、同15日に死亡した。

 感染経路としては、病気の家きん類との接触が疑われている。

 2012年に入ってから鳥インフルエンザのヒト感染例が相次いで報告されている。これまでに19例(うち死亡11例)となった。確認された国も広がり、エジプトやインドネシアのほか、バングラディッシュ、カンボジア、中国、ベトナムの6カ国となった。

 2012年の事例を致死率で見た場合は、各国で状況が異なってくる。バングラディッシュは0%(3例中0)、エジプト(6例中3例)とベトナム(4例中2例)では、それぞれ50%。他の3カ国は100%だった。

 全体の累積致死率は58.8%と依然として高い水準となっている(図1)。

図1 鳥インフルエンザウイルスH5N1のヒト感染例の推移(WHOのデータをもとに作成)