WHOによると、3月1日にインドネシアで、3月2日にバングラディッシュで、それぞれ1例の鳥インフルエンザウイルス(A/H5N1)のヒト感染例が確認された。全世界では今年に入り、すでに13例目となった(図1)。

 インドネシアの患者は、12歳男児(Badung在住)。2月11日に症状が現れ16日に民間の医療施設に入院した。しかし症状が悪化したため、同月20日に鳥インフルエンザ対応病院に入院したが、21日に死亡した。感染経路としては家きん類との接触が疑われている。

 同国では2005年に1例目が確認されて以降、これまでに186例目となった。死亡は154例で致死率は83%と高率となっている。

 一方、バングラディッシュの患者は、40歳男性(Dhaka在住)。この症例は生きた鳥を扱う市場のサーベイランスによって、2月26日に確認された。症状としては咳があったが、すでに回復しているという。

 同国では2008年に1例目が確認されて以降、2011年に2例が確認されている。今回の症例で4例目となった。死亡はゼロとなっている。

図1 鳥インフルエンザのヒト感染例と累積致死率の推移(WHOのデータより作成)