表1 インフルエンザの患者数が多い自治体(各都道府県のインフルエンザ定点当たり届出数から)

 インフルエンザ流行が拡大している。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数(第5週、1月30日から2月5日)をみると、41都道府県が、全域で警報レベルに突入した。前週は32都府県だった。

 全国の定点当たり届出数は42.62人で、新型インフルエンザが流行した2009年のピークを上回り、最近5年間で最悪となった。

 最も多かったのは福井県(64.41人)で、前週の74.88人から減少したものの依然、高い水準にある。次いで、岩手県が58.98人、石川県が55.65人、宮崎県が55.36人などとなっている(表1)。

 前週からの増加が激しいのは北海道で、20.94人から42.15人へ急増した。佐賀県も、17.00人から31.87人へ増加し、全県で警報レベルに達した。このほかでは、新潟県(13.71人→23.27人)、大分県(27.60人→45.67人)、秋田県(21.24人→35.09人)、青森県(25.63人→42.18人)、鹿児島県(30.78人→47.74人)、群馬県(12.21人→18.41人)などで増加が目立っている。

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報によると、2011年第52週から2012年第4週の5週間では、AH3(A香港型)が主流となっている。まだ報告数は少ないものの、B型も出てきており、患者数が減少に転じたところであっても、引き続き予防策を徹底する必要がある。