インフルエンザの患者数がさらに増加した。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数(速報)によると、第5週(1/30〜2/5)に、全国で42.62人となり、前週の35.95人から増加した。最近5年間では最も多く、新型インフルエンザが流行した2009年のピークも上回った(図1)。

 前週、全国最多だった福井県(74.88人)は、64.41人と減少した。一方で、新たに警報レベルに達した自治体もあり、全体として患者数が増加した。

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報によると、依然としてAH3亜型(A香港型)が主流となっている。2011年第36週から2012年第5週の累積データをみると、AH3亜型が44都道府県から1369件の報告があった。B型はビクトリア系統株が19都府県から57件、山形系統株が14都道府県から43件、系統不明株が13都県から52件、A/H1N1pdm2009は4都府県から5件と、それぞれ報告されている。

図1 全国のインフルエンザ定点当たり届出数の推移(2012年5週は速報値)