図1 インフルエンザの流行状況(MLインフルエンザ流行前線情報データベース;ML-flu-DB

 インフルエンザが本格的な流行に突入したようだ。全国の有志が参加しているMLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DB)への報告数は、第3週(1月16〜22日)時点で5512件と先週の4倍近くに急増した。

 ML-flu-DBへの報告数は、0週に555件、1週に544件と推移、2週に1471件と3倍近くに増加した。さらに3週に入って報告数が急増、先週の4倍近くと増加した(図1)。地域的には、大阪府が827件、和歌山県が450件、滋賀県が415件と、今のところ近畿地方を中心に患者数が目立っている(表1)。

 ML-flu-DBでは、インフルエンザの本格的な流行が始まったとの見方を示し、医療機関に対して今週から来週にかけて患者が急増することへの準備を怠らないよう求めている。

 ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人前後の医師が参加し実績を積んでいる。新型インフルエンザが発生した2009年は、流行の動向を把握する上で貴重な情報源となった。

表1 都道府県別に見た報告件数(MLインフルエンザ流行前線情報データベース;ML-flu-DB

◆北海道・東北地方
北海道 41件、青森県 21件、秋田県 29件、山形県 72件、福島県 100件
◆関東・信越地方
茨城県 41件、栃木県 8件、群馬県 28件、埼玉県 104件、千葉県 56件、東京都 312件、神奈川県 58件
◆北陸・東海地方
新潟県 8件、富山県 71件、石川県 438件、福井県 38件、山梨県 55件、長野県 29件、岐阜県 112件、静岡県 27件、愛知県 183件、三重県 262件
◆近畿地方
滋賀県 415件、京都府 172件、大阪府 827件、兵庫県 190件、奈良県 48件、和歌山県 450件
◆中国・四国地方
鳥取県 34件、島根県 80件、岡山県 227件、広島県 90件、山口県 180件、香川県 76件、愛媛県 230件、高知県 21件
◆九州・沖縄地方
福岡県 19件、佐賀県 53件、長崎県 6件、熊本県 150件、宮崎県 107件、鹿児島県 19件、沖縄県 6件

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