WHOは1月19日、インドネシアで1例、エジプトで2例、鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例についてのWHO発表は、年明けからこれで6回目となった。昨年の同時期は3回でいずれもエジプトからの報告だったが、今年は倍増しただけでなく、中国、エジプト、インドネシア、カンボジアと地域的にも広がりを見せている。

 インドネシアの患者は5歳女児(Jakarta Province在住)で、2012年1月7日、サーベイランスによって感染が確認され病院へ紹介された。同月13日には、患児は呼吸困難に陥った。その後、病状が悪化し、同月16日に死亡した。

 今回の女児は、インドネシアの183例目(WHOが1月11日に発表)となった男性の家族。家では鳩を飼育していたが、男性と同様、病気の鳩と接触していた。いまのところ、他の接触者の中に感染は確認されていない。

 インドネシアではWHOが統計を取り始めてから184例目(うち死亡152人)となった。

 一方、エジプトで確認された患者は、2歳女児(Cairo Governorate在住)と31歳男性(Fayium Governorate在住)の2人。女児は、2011年12月30日に、インフルエンザ様の症状があるためHelwan Fever Hospitalを受診した。その後、RT-PCR検査によって、H5N1感染が確認された。感染経路については、家で放し飼いしている家きん類との接触が疑われている。

 2例目の男性は、2012年1月1日に症状が現れ、同月14日にタミフルによる治療を受けた。現在も入院しており、重症管理室で治療を受けている。

 感染経路としては、放し飼いの家きん類との接触が疑われている。エジプトでは159例目(死亡55人)となった。