1月16日時点で、全国の有志が参加しているMLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DB)への報告数が870件と先週末の3倍に急増した(図1)。先週、ほとんどの学校で新学期がスタートしたことから、新学期を機に児童間で流行が広がった可能性が高く、予防策のより一層の徹底を求める声があがっている。

図1 インフルエンザの流行状況(MLインフルエンザ流行前線情報データベース;ML-flu-DB

 年明けのML-flu-DBへの報告数は、1月2日に11件、3日に13件と10件台に落ち着いていたが、4日に79件、5日に91件と急増し、6日には128件と100件を超えた。連休明けの10日に233件と大幅増となり、1日当たりの報告数としては今シーズン最多を記録した。その後、173件、166件、222件、292件と推移、週明けの16日には先週末の3倍に跳ね上がり、最多記録を更新した。ML-flu-DBでは、今週から来週にかけてインフルエンザの患者が急増するとの見方を示しており、今後の児童間の流行に留意するよう訴えている。

 地域別では、大阪府の117件、和歌山県の87件、滋賀県の83件、三重県の77件などと、近畿地方からの報告数が目立っている。

表1 都道府県別に見た報告件数(MLインフルエンザ流行前線情報データベース;ML-flu-DB

◆北海道・東北地方
北海道 11件、青森県 2件、秋田県 2件、山形県 8件、福島県 11件
◆関東・信越地方
茨城県 5件、群馬県 4件、埼玉県 11件、千葉県 15件、東京都 43件、神奈川県 3件
◆北陸・東海地方
新潟県 1件、富山県 5件、石川県 54件、福井県 13件、山梨県 17件、長野県 5件、岐阜県 20件、静岡県 10件、愛知県 17件、三重県 77件
◆近畿地方
滋賀県 83件、京都府 25件、大阪府 117件、兵庫県 29件、奈良県 9件、和歌山県 87件
◆中国・四国地方
鳥取県 5件、島根県 2件、岡山県 33件、広島県 21件、山口県 31件、香川県 10件、愛媛県 31件
◆九州・沖縄地方
福岡県 4件、佐賀県 12件、熊本県 19件、宮崎県 9件、鹿児島県 6件、沖縄県 1件