環境省は1月10日、昨年末に宮城県角田市で回収されたオオハクチョウ2羽の死体におけるインフルエンザウイルスの確定検査の結果、A型インフルエンザウイルスは分離されなかったと発表した。回収地点での監視では野鳥の大量死などが確認されなかったこともあり、同省は野鳥監視重点区域の指定を10日午後2時に解除した。

 オオハクチョウ2羽の死体は、昨年12月26日に宮城県角田市内で回収された。同月26日に実施された簡易検査では陰性、2012年1月4日に国立環境研究所が実施した遺伝子検査では2羽中1羽で陽性だった。これを受けて環境省は1月4日に、発生地周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定した。同時に、北海道大学に確定検査を依頼。その結果、インフルエンザウイルスは分離されなかった。

 遺伝子検査で1羽について陽性だった点について同省は、遺伝子検査では不活化したウイルスの遺伝子に反応し陽性となることがあり、今回の案件は死亡野鳥が回収された時点で活性ウイルスを保有していなかったと考えられる、との見解を示している。