各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、51週(2011年12月19日から25日)に33道府県が流行の目安とされる「1人」を超えた。先週は23府県であり、全国的にインフルエンザ流行が広がっていることがうかがえる。

 最も多いのは宮城県で25.47人だった。宮城県は、50週に仙南保健所管内の定点当たり届出数が32.13人と警報発令基準の30人を超えたことから、2011年12月22日に県全体にインフルエンザ警報を発令し、注意を呼びかけている。

 宮城県以外では、愛知県が16.12人、三重県が13.28人、岐阜県が8.52人、山口県が8.01人で続いている(表1)。全国平均では3.34人だった。

 先週からの増加率をみると、岩手県が5.51倍(0.43から2.37)で最も多く、山梨県が4.75倍(0.08から0.38)、長崎県が3.30倍(0.10から0.33)、香川県が3.24倍(1.92から6.22)、鹿児島県が3.20倍(0.10から0.32)となっている。岩手県と香川県以外は、まだ患者数が少ないが、今後の患者数急増に警戒する必要がありそうだ。

表1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移

都道府県50週51週51週/50週
全国1.98 3.34 1.69
北海道0.71 2.02 2.85
青森県0.46 1.09 2.37
岩手県0.43 2.37 5.51
宮城県18.20 25.47 1.40
秋田県0.27 0.65 2.41
山形県0.73 1.42 1.95
福島県1.36 3.21 2.36
茨城県0.60 0.69 1.15
栃木県0.47 1.22 2.60
群馬県0.66 1.03 1.56
埼玉県1.04 1.73 1.66
千葉県1.17 2.00 1.71
東京都0.45 0.70 1.56
神奈川県0.45 0.59 1.31
新潟県0.14 0.08 0.57
富山県0.58 1.13 1.95
石川県0.06 0.13 2.17
福井県1.78 2.09 1.17
山梨県0.08 0.38 4.75
長野県2.17 1.93 0.89
岐阜県3.39 8.52 2.51
静岡県0.31 0.76 2.45
愛知県10.28 16.12 1.57
三重県9.71 13.28 1.37
滋賀県2.94 5.66 1.93
京都府0.42 1.07 2.55
大阪府1.68 3.94 2.35
兵庫県2.77 4.52 1.63
奈良県1.11 2.42 2.18
和歌山県1.90 4.38 2.31
鳥取県2.45 4.03 1.64
島根県1.16 1.24 1.07
岡山県5.17 7.64 1.48
広島県2.73 4.21 1.54
山口県4.22 8.01 1.90
徳島県0.68 2.16 3.18
香川県1.92 6.22 3.24
愛媛県4.43 6.00 1.35
高知県0.00 0.40 0.00
福岡県0.39 0.66 1.69
佐賀県0.10 0.05 0.50
長崎県0.10 0.33 3.30
熊本県0.18 0.18 1.00
大分県1.10 1.97 1.79
宮崎県0.39 1.14 2.92
鹿児島県0.10 0.32 3.20
沖縄県2.93 4.79 1.63