環境省は11月15日、島根県松江市で回収されたコハクチョウ1羽の死体から、H5N2亜型の鳥インフルエンザウイルスが分離されたと発表した。遺伝子解析により、低病原性ウイルスの特徴を持つことが確認された。今回の事例は、今シーズン初の野鳥からの検出例となる。

 コハクチョウの回収地は島根県松江市。11月7日に1羽の死体が回収され、インフルエンザウイルスの簡易検査の結果は陰性だった。しかし、11月10日に遺伝子検査により陽性と判明。回収地周辺10km圏内は野鳥監視重点区域に指定されていた。11月11日に鳥取大学で確定検査をしたところ、H5N2亜型のインフルエンザウイルスで、遺伝子解析では低病原性ウイルスの特徴を持つことが分かった。

 環境省によると、現在、ニワトリ接種試験を実施しており、その確定結果が出るまでは、野鳥監視重点区域の指定は解除せず、野鳥監視の強化を継続することにしている。