ミネソタ大学感染症情報センターは8月26日、オーストラリアのニューサウスウエールズ州で、これまでで最も多いタミフル耐性A(H1N1)2009ウイルスの感染例が確認された、と伝えた。それによると、今年5月から8月にかけて、インフルエンザ感染者184人中25人(14%)からタミフル耐性株が確認された。WHOの最近のサーベイランスでは、A(H1N1)2009ウイルスのタミフル耐性率は1.5%ほどであり、その10倍に上る。

 25例はいずれも、ニューサウスウエールズ州のHunter New England地区で確認された。ウイルスにはH275Y変異が確認され、タミフルの感受性も低下していた。このうち16人には、タミフルによる治療歴はなかった。3人の妊婦が含まれるほか、ICUの入院あるいは死者例は出ていないという。なお、これまで確認された16人のうち15人は、半径50キロ圏内に居住していた。

■参考資料
Australia reports oseltamivir-resistant 2009 H1N1 cluster