エジプトで新たな鳥インフルエンザウイルスH5N1)のヒト感染例が確認された。2011年に入ってから31例目で、死亡例としては12例目となった。一時は30%まで低下した同国の致死率は、2010年に33.6%、2011年6月までで34.7%と上昇傾向にある(図1)。

 6月22日のWHOの発表によると、患者は27歳男性(Qena地区在住)で、6月5日に症状が現れ、6月13日に入院しタミフルによる治療を受けていたが、6月14日に死亡した。

 感染経路としては、鳥インフルエンザに感染した家禽への暴露が疑われている。

 WHOが統計を取り始めた2003年以降、エジプトでは150例となった。うち死亡は52例。

図1 鳥インフルエンザウイルス(H5N1)のヒト感染例の推移(WHOのデータをもとに作成)