WHOによると、4月21日に、エジプトで新たに2例の鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例が確認された。同国では2011年に入ってから24例目となり、わずか4カ月で昨年1年間の報告数の83%に達した。一方、累積致死率は32.9%で、全体が58.3%と高いのに対し、エジプトの致死率の低さが際立っている(図1)。

 今回確認された患者は、29歳の男性(Fayoum Governorate WadiElrian在住)と1歳半の男児(Fayoum Governorate Sennores在住)。29歳男性は4月1日に症状が現れ、4月4日に入院したが3日後の7日に死亡した。一方の1歳半男児は、4月9日に発症し、11日に入院。現在も治療中だが、症状は安定しているという。2例とも入院時からタミフルによる治療を受けていた。

 感染経路としては、どちらも、鳥インフルエンザウイルスに感染したとみられる病気かあるいは死亡した家禽との接触が疑われている。ただし、この2例の疫学的リンクはなかった。

図1 鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例(エジプトと全体の推移)

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