国立感染症研究所は3月17日、被災地・避難所でのボランティア活動を検討している人に対して、インフルエンザなどの感染予防に留意するよう求める声明を発表した。

 被災地・避難所に向かう際は、「感染症を持ち込まないこと」と「自分自身の罹患を防ぐこと」の2つを心掛けるよう求めている。

 具体的には、(1)自分の体調が悪いときは無理をしない。特に下痢や発熱、咳や発疹などの兆候がある場合は体調を整えてから現地に向かうようにする、(2)ワクチンで予防できる疾患については、まず接種歴を確認する。インフルエンザなど望ましいと考えられるワクチンについては、できれば出発前に接種してから現地に向かうことが勧められる、(3)現地での健康管理については、自分自身で十分に注意する。現地は気温が低下していることから防寒対策に注意する。被災地で体調が悪いときは、一時第一線を離れる、(4)咳エチケット(特にマスクは多めに持参する)、手指衛生(速乾性アルコール製剤などの持参が望ましい)などをはじめ可能な限りの感染症予防策を心掛ける、などを挙げている。

 ワクチンで予防できる疾患には、インフルエンザのほか、麻疹、A型肝炎、破傷風、水痘・おたふくかぜを挙げ優先順位をつけて解説している。

■参考資料
被災地・避難所でボランティアを計画されている皆様の感染症予防について(国立感染症研究所)