WHOによると2月25日と28日に、カンボジアとエジプトで新たに鳥インフルエンザH5N1のヒト感染例が確認された。2011年に入ってから確認されているのはこの2カ国だけで、カンボジアでは3例、エジプトでは6例となった。

 25日のWHO発表によると、カンボジアで19歳女性とその息子(11カ月)が鳥インフルエンザに感染していたことが確認された。19歳女性はTakong village在住で、2月5日に症状が現れ、9日に近隣の診療所に入院した。12日に病院へ転院したが、同日に死亡した。

 この女性は夫と11カ月の息子、さらに自分の母親や姉らとともに、Rokar Chor villageへ旅行していた。その間、1月後半から2月初頭までに病気または死んだ家禽との接触歴があったという。入院中に採取された血液検体を検査したところ、2月22日にH5N1の感染が確認された。

 息子の方も2月5日に症状が現れ、15日に入院したが17日に死亡した。母親と同様、病気または死んだ家禽との接触歴があった。2月20日に国立インフルエンザセンターにおいて、H5N1の感染が確認された。

 カンボジアの衛生当局によると、現在のところ2例以外に感染例は確認されていない。WHOの集計によると、カンボジアでは2005年以降感染が確認された症例は13例となった。うち死亡は11例に上っている。2011年に入ってからは3例(うち死亡3例)となった。

 一方、2月28日のWHO発表によると、エジプトで3例のH5N1感染例が確認された。26歳女性(Dakahlia Governorate)、45歳男性(Menofia Governorate)、4歳男児(Damiata Governorate)の3人。26歳女性は1月18日に症状が現れ同月23日に入院。その後回復し、2月7日には退院している。45歳男性は、1月20日に発症し同月26日に入院。2月5日に死亡した。4歳男児は、2月14日に症状が現れ、同月16日に入院、症状は安定しているという。

 3例とも鳥インフルエンザが疑われる家禽との接触があったことが示唆されている。エジプトでは125例となり、うち41例が死亡している。エジプトの致死率は32.8%とカンボジアの84.6%とは大きく異なっている。なお、エジプトでは2011年に入ってからは6例(うち死亡1例)となっている。

■訂正
・3月3日、カンボジアでの2例目の年齢は「11カ月」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。


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