野鳥からの高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1・強毒タイプ)の検出が続いている。環境省によると、1月は鹿児島県や福島県、北海道など5道県で7件・13羽となった。

 1月12日、鹿児島県出水市で回収されたナベヅル死体1羽から新たにH5N1・強毒タイプの検出が確認された。これで同市でH5N1・強毒タイプの検出が確認されたナベヅルは、合計6羽となった。

 1月19日から21日にかけては、福島県郡山市(豊田町浄水場)のキンクロハジロの死亡個体の計4羽からの検出も確認。1月22、23日には、北海道(国指定厚岸・別寒辺牛・霧多布鳥獣保護区)のオオハクチョウ3羽、カモ1羽、オナガガモ1羽から検出が確認された。その後も1月25日には、島根県松江市(国指定宍道湖鳥獣保護区)のキンクロハジロ死体1羽から、28日には兵庫県伊丹市(瑞ヶ池)のホシハジロ死体1羽、カイツブリ死体1羽からの検出が確認されている(図1)。

 今季の野鳥からの確認は、昨年10月に、北海道大学が独自に行っている糞便調査の結果、北海道稚内市の大沼で採取された183検体のうち2検体から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)が検出された。 その後、12月には鳥取県米子市安倍で回収されたコハクチョウ衰弱個体1羽からH5N1・強毒タイプが検出され、鹿児島県出水市で発見されたナベヅルからも検出されていた。 

 環境省はホームページ上に「高病原性鳥インフルエンザに関する情報」を開設し報道発表等の資料を掲載する一方、野鳥との接し方や死亡した野鳥を見つけ場合の対処法などについても情報を提供している。


■参考情報
・環境省 「野鳥との接し方について」(平成22年12月4日)
・環境省 「鳥インフルエンザについて」(平成16年3月9日)
・環境省 「死亡した野鳥を見つけたら」

図1 野鳥からの高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1・強毒タイプ)の検出例(環境省のデータから)

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