インフルエンザの流行が大人の間にも広がってきた。東京都の流行状況をみると、2010年52週(12月27日〜1月2日)に20歳以上の割合が初めて50%を超えたが、2011年1週(1月3日〜9日)に入り56.0%へと拡大した。年齢層別の患者数は、10歳未満が496人と依然として最も多く、これに20代が371人、30代が296人で続いている。10代も279人と多い。

 年齢層別の患者数の割合は、20歳未満が20歳以上を上回っていたが、52週に20歳未満49.0%、20歳以上51.0%と初めて20歳以上が上回った。2011年1週は、これが44.0%対56.0%となり、20歳以上の割合がさらに増加した(図1)。

図1 年齢層別の患者数の割合の推移(東京都のデータから作成)

図2 年齢層別に見た患者数の推移(東京都のデータより作成)

 52週から1週への増加率で見ると、60代が5.33倍(6人から32人)、70代が5.00倍(2人から10人)、50代も4.55倍(20人から91人)と急増した。20代は2.92倍(127人から371人)、30代も3.44倍(86人から296人)となった。一方、10代も3.40倍(82人から279人)、10歳未満も2.48倍(200人から496人)で、各年齢層とも増加している(図2)。

 インフルエンザ定点当たり届出数をみると、東京都は1週に4.3人と前週の2.09人から倍増した。年末年始の休みがあった52週はいったん減少したが、これを除くと、43週以降一貫してへ続けている。

 東京都健康安全研究センターのインフルエンザウイルス検出状況(1月13日現在)をみると、これまで主流だったA香港型にかわり、49週当たりからA/H1N1pdmの検出件数が目立ってきている。36週以降の検出件数は95件で、A香港型が56%、A/H1N1pdmが39%、B型5%となっている。

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