表1 インフルエンザ定点当たり届出数の多かった都道府県(51週)

 各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数(51週、12月20日〜26日)によると、流行の目安とされる「1人」を超えた都道府県は、前週の20件から27件へ拡大した。全国平均で2.06人となり、前週の1.41人からさらに増加した。地域的には、北海道が7.1人と最多で、九州が3.4人、関東が2.6人、東北が1.4人、中部が1.2人で続いている。近畿も0.8人、中四国も0.6人と増加した。

 51週に最も多かったのは、佐賀県で9.41人(前週8.26人)だった。長崎県が7.64人(同7.36人)、北海道が7.14人(同5.87人)で続く。福井県や秋田県、静岡県や大阪府なども流行期入りに迫っている(表1)。

 50週から51週にかけて最も増加したのは高知県で0.02人から0.25人へ12.5倍となった。青森県が7.33倍、徳島県が6.00倍、石川県が4.50倍などとなっている(表2)。

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出状況によると、2010年47〜51週の5週間ではA/H1N1pdmが26都府県から290件、A香港型が22都道県から273件、B型はビクトリア系統株が7道府県から18件、系統不明株が2県から3件報告されている。A/H1N1pdmの分離・検出例が増えており、全体の50%を超えている。

表2 50週から51週にかけて患者数の増加が多かった都道府県

50週51週51週/50週
全国平均1.41 2.06 1.46
高知県0.02 0.25 12.50
青森県0.03 0.22 7.33
徳島県0.03 0.18 6.00
石川県0.06 0.27 4.50
三重県0.17 0.47 2.76
宮崎県0.93 2.46 2.65
山形県0.50 1.31 2.62
秋田県0.33 0.85 2.58
広島県0.26 0.61 2.35
滋賀県0.21 0.49 2.33
長野県0.31 0.68 2.19
福岡県1.08 2.31 2.14
大阪府0.38 0.81 2.13
鳥取県0.17 0.34 2.00
沖縄県1.69 3.31 1.96
栃木県0.84 1.61 1.92
兵庫県0.43 0.78 1.81
愛知県0.99 1.78 1.80
岡山県0.38 0.68 1.79
神奈川県1.50 2.67 1.78
群馬県1.84 3.07 1.67
千葉県1.18 1.84 1.56
鹿児島県1.84 2.84 1.54
奈良県0.69 1.05 1.52
埼玉県2.44 3.69 1.51
岐阜県1.01 1.53 1.51
京都府0.76 1.15 1.51
島根県0.84 1.26 1.50
香川県0.76 1.14 1.50
東京都1.57 2.34 1.49
大分県2.55 3.78 1.48
山梨県2.33 3.28 1.41
福島県1.01 1.39 1.38
茨城県1.53 2.08 1.36
山口県0.30 0.40 1.33
静岡県0.63 0.83 1.32
北海道5.87 7.14 1.22
熊本県0.66 0.80 1.21
新潟県0.14 0.16 1.14
佐賀県8.26 9.41 1.14
宮城県2.52 2.81 1.12
和歌山県0.36 0.38 1.06
愛媛県0.41 0.43 1.05
長崎県7.36 7.64 1.04
岩手県1.11 1.02 0.92
富山県1.81 1.67 0.92
福井県2.06 0.87 0.42

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