WHOは3月30日、エジプト鳥インフルエンザ・H5N1のヒト感染例が新たに2例確認されたと発表した。エジプトの感染例は今年に入って計18例となり、2009年に確認された39例の半数近くに迫っている。

 新たに報告されたのは、30歳女性と4歳男児の2人。30歳女性(Damietta在住)は、3月24日に入院しタミフルによる治療を受けた。現在、危篤状態にある。

 4歳男児(Beba在住)は、3月18日に入院しタミフルによる治療を受けたが、24日に死亡した。2例とも病気あるいは死んだ家禽との接触が示唆されている。

 エジプトからは、3月12日にも2例の感染例が報告されている。20歳の妊婦(El Khanka在住)と1歳半の男児(Elhamool在住)の2例で、20歳の妊婦は3月5日に入院しタミフルによる治療を受けたが9日に死亡した。一方、1歳半の男児は、3月2日に入院しタミフルによる治療を受け、症状は落ち着いている。

 これでエジプトでは、WHOへ報告があった事例は2003年以降、108例となった。うち死亡例は33例で、致死率は30.6%となっている。