国立感染症研究所の集計で、新型インフルエンザのタミフル耐性株の出現頻度は1.42%となった。感染研によると、これら耐性株のほとんどは、タミフルの予防投与または治療投与中の事例から散見されたもので、現時点では耐性株がヒトからヒトへと感染伝播した例はほとんどなく、地域社会にも広がっていない。

 2月25日時点で、2009/2010シーズンのタミフル耐性株(新型インフルエンザウイルス)の検出は、解析総数4307件中、61件で耐性が確認された。耐性株数の出現頻度は、1.42%だった。これは、地方衛生研究所が遺伝子解析によって耐性株のマーカーH275Yを検出した結果と、感染研で薬剤感受性試験を行った解析結果を集計したもの。

 感染研では、「日本は世界最大のタミフル使用国であることから、今後も耐性株が増えていくことが予想される」としている。

 タミフル耐性株については、2007/2008シーズンに、季節性インフルエンザAソ連型で、国内の耐性株の発生頻度は2.6%だった。しかし、翌2008/2009シーズンには、99.7%に跳ね上がったという経緯がある。

 なお、新たなデータは今月末には更新される予定。