図1 新型インフルエンザの死亡例(年代別、基礎疾患の有無別)

 日本の新型インフルエンザの死亡例のうち、「基礎疾患あり」は7割で依然として高水準にある。2月19日時点で、新型インフルエンザ対策推進本部事務局が公開している193人を対象に調査したところ、「基礎疾患あり」が136人、「なし」が53人、「調査中など」は4人だった。1月25日時点でのまとめよりは比率が下がったが、重症化リスクの高い基礎疾患を持つ人への対策が重要である点は変わっていない。

 年代別にみると、50代が31人ともっとも多く、40代と1歳から10歳未満がそれぞれ30人で続いた(図1)。特徴的なのは、高齢の年代に「基礎疾患あり」の人が目立つ点だ。一方、10歳未満では逆に「基礎疾患なし」が多くなっている。

 これまでの死亡者数の推移をみると、2009年8月に8件、9月に11件、10月に21件と増加、11月に42件、12月には51件に達した。2010年に入ってからは、1月に49件、2月は18日現在で11件となっている(図2)。

図2 新型インフルエンザの死亡例の推移

■参考資料
・新型インフルエンザワクチンの接種について(厚生労働省)
 妊娠されている方へ
 基礎疾患を有する方へ
 「新型インフルエンザワクチンの優先接種の対象とする基礎疾患の基準」手引き
新型インフルエンザ対策(A/H1N1)妊娠中の人や授乳中の人へ(厚生労働省)
新型インフルエンザ対策(A/H1N1)がんで治療中の人へ(厚生労働省)
糖尿病のある方の新型インフルエンザ対策(患者・一般向け、医療関係者向け。国立国際医療センター)
透析者のための新型インフルエンザ対策(日本透析医会)