図1 定点当たり届出数の推移
*都道府県の推移については、以下でグラフにしています。ご参照ください。
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/special/pandemic/line_chart/line_chart.jsp

 昨年夏以降の新型インフルエンザの流行を定点当たり届出数の推移をもとに振り返ると、全国レベルのピークは48週の39.63人だった。都道府県別では、福井県が48週に95.44人を記録した(図1)。

 福井県に次いで、大分県(47週、77.21人)、宮崎県(48週、69.08人)、石川県(47週、65.02人)などと続いている(表1)。 

 ピークの届出数が高かった自治体でみると、流行の目安とされる「1人」を超えてからピークまでは、北海道が8週だったほかは13週から15週に集中していた。

 また、注意報レベルの目安とされる「10人」を超えてからピークまでは、3週(北海道)から8週(福岡県)と幅があった。「注意報」は流行の発生前であれば、「今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと」を意味する。これに照らすならば、福岡県の8週は、倍以上、ピークまでの時間を遅らせることができたと見て取れる。今後は、こうしたデータをもとに、対策の検証を行っていく必要があろう。

自治体ピーク時の定点当たり届出数ピークに達した週「10人」を超えた週と定点当たり届出数「10人」を超えてからピークまで「1人」を超えた週と届出数「1人」を超えてからピークまで
 全国39.6348週41週 13.137週33週 1.7015週
1福井県95.4448週43週 14.005週33週 1.0315週
2大分県77.2147週42週 10.715週34週 1.5913週
3宮崎県69.0848週42週 10.176週33週 1.1515週
4石川県65.0247週43週 12.944週34週 1.1313週
5山口県64.3147週44週 18.543週34週 1.0613週
6福岡県63.3548週40週 13.418週33週 1.0015週
7鹿児島県61.9548週44週 15.884週33週 1.4915週
8北海道61.4343週40週 17.213週35週 2.188週