都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数(速報値)によると、47週(11月16〜22日)は全国平均で38.89人となり、前週の35.15人から増加した。警報レベルの目安とされる「30人」を超えているのは41自治体で、前週の36自治体から拡大した。また、前週より増加したのは、39自治体に広がった。以下、地域別に都道府県の動向を追った。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移/北海道・東北(各数値は速報値であるため修正される可能性がある)

北海道は4週連続減少、山形県が45.56人に

 都道府県別に見ると、北海道、東北では、北海道が4週連続で減少した。秋田県は3週連続で、岩手県は2週連続でそれぞれ減少した。

 山形県の増加が顕著で、北海道、東北ではもっとも拡大している(図1)。青森県、宮城県、福島県も増加している。

図2 インフルエンザ定点当たり届出数の推移/関東(各数値は速報値であるため修正される可能性がある)

東京都は3週連続減少、群馬県で40人超える

 関東地方では、東京都は3週連続で減少し、茨城県で減少に転じた。ほかの自治体は、すべて増加した(図2)。特に群馬県が42.8人と拡大している。埼玉県が38.27人、栃木県が37.74人、千葉県が37.01人と、それぞれ40人に迫っている。

図3 インフルエンザ定点当たり届出数の推移/北陸・中部(各数値は速報値であるため修正される可能性がある)

福井県が前週の2倍強に、長野県と静岡県が1.34倍に

 北陸、中部地方では、愛知県と新潟県で減少したほかは、すべての自治体で増加した。特に、福井県で71.25人となり前週の2.22倍となった。長野県と静岡県は1.34倍になった(図3)。石川県でも65.02人と拡大している。

図4 インフルエンザ定点当たり届出数の推移/関西(各数値は速報値であるため修正される可能性がある)

滋賀県が再び増加

 関西地方では、前週46.33人と減少した滋賀県は47.67人と再び増加した。大阪府、兵庫県では、それぞれ3週連続で減少した。一方で、京都府、奈良県、和歌山県では2週連続で増加した(図4)。和歌山県は27.56人と30人に迫っている。

図5 インフルエンザ定点当たり届出数の推移/関西(各数値は速報値であるため修正される可能性がある)

山口県で急増、64人に

 中国、四国地方では、すべての自治体で増加した。特に、山口県では64.31人と前週の48.68人から急増、香川県でも49.55人と再び増加している。

 岡山県は44.48人、徳島県は41.10人、愛媛県は40.30人となり、それぞれ初めて40人を超えた(図5)。広島県、高知県も40人に迫っている。

 島根県が37.26人と初めて警報レベルを超えた。鳥取県も27.52人と迫っている。

図6 インフルエンザ定点当たり届出数の推移/九州(各数値は速報値であるため修正される可能性がある)

大分県が80人に迫る

 九州地方では、すべての自治体で増加し、かつ30人を超えている(図6)。大分県での増加が際立ち、77.21人で80人に迫っている。

 前週に減少に転じた福岡県は再び増加し、58.23人となった。宮崎県、鹿児島県も50人を超えた。熊本県は31.25人となり、初めて警報レベルを超えた。