MLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DB)への報告数は、46週(11月9〜15日)が7360件、47週(11月16〜22日)が7558件となった(図1)。頭打ち傾向が見られるが、24自治体で前週から増加しており、流行のピークを迎えたのかどうかは即断できない状況だ。

 ML-flu-DBの報告数は、39週に711件といったん減少し、その後は5週連続で増加していたが、6週目で減少していた。この1週間に1件以上報告したML-flu-DBの協力医師数は209人で、1人当たりの報告は37.9件となった。重症例は9件だった。

図1 ML-flu-DBの報告数とインフルエンザ定点当たり届出数(全国)の動向

 ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人前後の医師が参加し実績を積んでいる。新型インフルエンザが発生した今年は、流行の動向を把握する上で貴重な情報源となっている。

 47週で報告数がもっとも多かったのは石川県で、896件(前週698件、以下同)と突出していた。山口県が420件(287件)、滋賀県が376件(554件)、東京都が306件(358件)、大阪府が305件(454件)で続いた(表1)。24自治体で前週から増加しており、流行のピークを迎えたのかどうかは即断ができない状況だ。

表1 MLインフルエンザ流行前線情報データベースの地域別にみた報告数(*前週より増加した自治体)

◆北海道・東北地方
 北海道 260件、青森県 46件、岩手県 8件、宮城県 19件*、秋田県 123件*、山形県 167件、福島県 161件*
◆関東・信越地方
 茨城県 71件、栃木県 100件、群馬県 169件*、埼玉県 288件、千葉県 176件、東京都 306件、神奈川県 144件
◆北陸・東海地方
 新潟県 135件、富山県 166件*、石川県 896件*、福井県 50件*、山梨県 158件*、長野県 43件、岐阜県 101件*、静岡県 101件*、愛知県 164件*、三重県 280件*
◆近畿地方
 滋賀県 376件、京都府 163件*、大阪府 305件、兵庫県 129件、奈良県 28件、和歌山県 302件*
◆中国・四国地方
 鳥取県 48件*、島根県 193件*、岡山県 196件*、広島県 158件*、山口県 420件*、香川県 115件*、愛媛県 224件*
◆九州・沖縄地方
 福岡県 55件、佐賀県 162件*、長崎県 7件、熊本県 177件*、大分県 17件*、宮崎県 204件、鹿児島県 14件、沖縄県 10件