都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数(速報値)によると、45週(11月2日〜8日)は全国平均で32.76人となり、前週の33.28人から減少したものの、依然として警報レベルの目安とされる「30人」を超えている。警報レベルを超えたのは25自治体で、前週の21自治体から拡大した。もっとも多いのは愛知県で県平均で53.19人となった。前週との比較では、33自治体で増加した。

 45週でもっとも多いのは、愛知県の53.19人で前週(54.44人)よりは減少した。秋田県が50.64人(前週53.55人、以下同)、滋賀県が50.06人(44.42人)、福岡県が48.73人(42.43人)、宮城県が46.24人(44.82人)、大分県が45.78人(36.33人)、香川県が42.11人(34.79人)、新潟県が40.52人(39.25人)、石川県が40.10人(33.19人)となり、ここまでが「40人」を超えた。

 前週からの増加率をみると、島根県で1.66倍に、また山口県、鹿児島県、岡山県でも1.4倍以上となった(表1)。

表1 44週と45週の比較

44週45週45週/44週
島根県13.32 22.11 1.66
山口県18.54 27.89 1.50
鹿児島県15.88 22.67 1.43
岡山県20.24 28.37 1.40
徳島県13.97 18.22 1.30
鳥取県12.93 16.72 1.29
長崎県23.38 30.20 1.29
大分県36.33 45.78 1.26
長野県18.09 22.02 1.22
香川県34.79 42.11 1.21
広島県24.93 30.17 1.21
石川県33.19 40.10 1.21
高知県26.94 32.00 1.19
富山県23.29 27.56 1.18
山形県26.69 31.27 1.17
山梨県21.13 24.33 1.15
愛媛県24.93 28.41 1.14
栃木県26.05 29.53 1.13
滋賀県44.42 50.06 1.13
茨城県26.08 29.09 1.12
岐阜県28.45 30.46 1.07
福岡県45.64 48.73 1.07
福井県24.47 26.09 1.07
静岡県17.14 18.23 1.06
熊本県21.99 23.35 1.06
福島県27.54 29.23 1.06
青森県37.46 38.92 1.04
新潟県39.25 40.52 1.03
宮城県44.82 46.24 1.03
沖縄県29.55 30.16 1.02
岩手県34.31 34.50 1.01
佐賀県31.72 31.87 1.00
和歌山県21.96 22.00 1.00
千葉県30.70 30.34 0.99
全国33.28 32.76 0.98
群馬県27.35 26.92 0.98
愛知県54.44 53.19 0.98
秋田県53.55 50.64 0.95
埼玉県39.39 36.46 0.93
宮崎県33.42 30.59 0.92
東京都28.09 25.42 0.90
奈良県22.85 20.29 0.89
神奈川県38.39 33.00 0.86
大阪府34.77 29.87 0.86
三重県46.14 38.53 0.84
京都府34.15 28.20 0.83
兵庫県42.43 33.03 0.78
北海道49.08 37.38 0.76

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報(11月5日現在報告数)によると、最近、分離・検出されているウイルスは、ほとんどが新型インフルエンザ(A/H1N1)となっている。

北海道は2週連続減少、山形県で警報レベル超える

 都道府県別に見ると、北海道、東北では、北海道が2週連続で減少した。36週以降一貫して増加していた秋田県は、45週には減少に転じた。ただ、50.64人と高い水準に留まっている。

 青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県は45週も増加した。山形県は初めて30人を超えた(図1)。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移(北海道、東北地方。各数値は速報値であるため修正される可能性がある)