新型インフルエンザの感染が10歳未満にも広がってきた。東京都の45週(11月2日〜8日)のインフルエンザ定点当たり届出数によると、これまで主流だった10歳から14歳までの感染者は全体の26.4%まで減少、その一方で10歳未満が50.4%と増加し、今回の流行で初めて50%を超えた。

 東京都によると、45週の定点当たり届出数は、25.34人となった。前週の28.03人から減少したが、45週は休日があったことが影響したとの指摘があり、引き続き注意は必要だ。

 感染者の年齢分布の推移を見ると、41週以降、主流だった10〜14歳の割合は38.24%、35.29%、34.64%、31.61%と減少を続け、45週には26.39%と30%を割った(図1)。

 逆に増えてきたのは、10歳未満の層で、41週以降、39.44%、41.49%、43.82%、48.00%と推移し、45週には50.46%と半数以上となった。

 MLインフルエンザ流行前線情報データベースによると、当初は10〜14歳の占める割合が大きかったが、「最近は5〜9歳の報告が増えてきている」(管理者の西藤成雄氏)との報告もあり、東京都以外でも同様の傾向が進んでいるようだ。

 なお、東京都健康安全研究センターが行っているウイルス検出検査では、28週以降の検出ではほとんどが新型インフルエンザウイルスとなっている。

図1 年齢別にみたインフルエンザ定点当たり届出数の推移(東京都の発表データから作成)